田舎暮し:スローフード運動


スローフードと聞けば、ファーストフードの対義語と思われる人が多いと思いますが、
決してそうではありません。

スローフード運動とはファーストフード排斥する運動ではなく、
簡単に言うと食生活を見直そうとする取り組みなのです。

現代社会はスピードが勝負の分かれ目と言わんばかりに、何事にもスピードが求められます。
お仕事をされているお母さんが帰宅すると、子供たちがお腹を空かせて待っています。

さぁ、いかに早く食事を作るかが問題です。
どうしてもインスタント食品に頼ってしまいますよね。
そして、子供たちは母親の手料理よりも、インスタントの味に慣れてしまうのです。
本当にそれで良いのでしょうか?

そんな状況に、待った!をかけるのがスローフード運動です。
子供たちに本当に美味しい食事を教えるのもスローフード運動の目的です。
しかし、毎日を忙しく過ごされている人にとって
スローフードを取り入れることは大変難しいと思います。

自分の生活にスローフード運動を少しでも取り入れたいのであれば、
まずは出来ることから初めてみてはいかがでしょうか。

「毎日、手作りの料理を!」と肩に力が入ると疲れてしまいます。
「明日は、手間を掛けた料理を作ってみよう」とまずは、明日だけ・・・から
始めてみるのが良いと思います。

そうしているうちに、味の違いに気がつくはずです。
インスタントの粉末だしより、煮干でだしを取ったお味噌汁の美味しさに気づきます。
「いつもと違うね」と食卓での会話もはずみ、ゆっくり食事を味わうことにもつながります。
スローフード運動とは、まずはできることから・・・が大切なんですね。

海外の田舎暮し;海外のスローフード


海外でのスローフードの提案はいつごろ始まったのでしょうか。
さかのぼること1986年、場所はイタリア北部のピエモンテ州ブラという町です。
きっかけは、スペイン広場の一角にマクドナルドの1号店が出店されたことです。
ファーストフードとは「味の画一化」であるとの批判から、誰からともなく口にしたのが
スローフードという言葉だったらしいです。

そして、トリノのカルロ・ペトリーニさんによりNPO「スローフード協会」が設立されました。
1989年にはパリで「スローフード宣言」が出され、それ以降は
世界中にスローフード運動が広がりました。

現在では会員数は約7万人にも及び、日本を含む世界の38か国、130以上の都市で
スローフード運動が行われています。

日本はさておき、海外のスローフード運動はどのようなものでしょうか。
スローフード発祥の地、イタリアでは2年に一度、食の祭典が開かれています。


「Salon del Gusto(サローネ・デル・グスト)」と呼ばれるこの祭典は、
味の再発見と再確認を目的に開催され、世界各地の食材やワイン、お料理、
そして食に関する数々の情報が集まります。

伝統料理の良さ、受け継がれて来た味を再認識する絶好の機会ですね。
また、イタリアには「味の一週間」と呼ばれる期間があります。
それは、若者たちに一流のレストランの味を知ってもらう一週間です。

いつもはファーストフード好きの若者ですが、「味の一週間」は、通常の半額で
一流レストランのメニューを食べることができるので、若者たちは我、先にと
一流店に入って行きます。

そこで若者に何かを感じて欲しい・・・主催者の願いですね。
海外のスローフード、フランスでもユニークな試みがされています。
味覚のレッスン」と題された活動があります。
地域の食材を使った食事を作り、小学校に提供するそうです。
このように海外のスローフードは、工夫された取り組みが行われています。

スローフードの援助・田舎暮し


スローフードの援助として、日本のお話ではなく異国のイタリアのお話ですがこんなものもあるとご紹介いたします。
イタリアも日本と同様に農業人口は減少しています。
この大切な農業価値を見直そうと活動が行われてイタズモといいますが、なんとイタリア全土で1万件のアグリツーリズモがありここ10数年でその数は2倍にも増えています
この増える背景にはイタリア政府の資金援助があり、法律でアグリツーリズムを推進しているからで、
現在は農家さんが生産された商品を提供していくことを条件として州政府から資金援助が受けられるそうです。

このイタリアで推進しているアグリツーリズモとは詳しく説明いたしますと、
まず自然と触れ合い、未来を担う子供達に実際農業の場を知ってもらう重要な役割を担っていて、そして子供に農業について知ってもらう機会を作ります。

アグリツーリズモをきっかけに実に若者の農業への興味がわき農業回帰が進んでいて、イタリアでは成果をあげています。
また日本ではスローフードに取り組むNPO団体が全国各地にあり、特に地方の郷土食や伝統野菜等の食材を見直そうと各地で活発な動きがあります。
また普通にスーパーにいけば各社食品会社も、スローフード志向の食品を発売しつつあり、きっと知らず知現在スローフードのテーマは近年安心安全な、そして健康な生活を送りたい方が年々増加してきている為、進んでいくに違いありません。

私自身スローフードには賛成でご紹介した、イタリアのアグリツーリズモのような制度が、日本でも田舎暮しに憧れる方に知って頂いて体験していだだければと願う私です。

近い将来田舎の地域1つくらいは農業民宿があり、みんなで楽しくスローフード生活を送りたいものですね。

田舎暮し:日本のスローフードとは


スローフードとよく耳にされるようになったのは、「食育」が取り上げられる頃からでしょうか。

現代社会は、便利さ&スピードが求められています。
それは、毎日の食卓でも同じです。
毎日の食事作りに全くインスタント食品を使わないお母さんは
少ないのではないでしょうか。

体には良くないと認識していても、便利な食品がスーパーには溢れています。
忙しいお母さんには簡単にできるインスタント食品は強い味方ですね。
しかし、本当に便利さだけで食事を考えてよいのでしょうか。
スローフードは健康を第一に考えているのです。

スローフードが掲げているテーマは
「ゆっくり、体にやさしい食事」
「ゆったりとした気持ちで食事を味わおう」です。
添加物まみれの食事では体に優しいとは言えません。

時計を気にしながらの食事では、ゆったりとした気分にはならないですね。
スローフードを少しでも心掛けるのなら、まずは、できる事から始めてはいかがでしょうか。
食事作りにはバランスの良さが重要です。お肉中心の食事に一品野菜のお料理を
追加してみるのもいいですね。その野菜が無農薬なら尚OK、地場野菜を使うのも安心です。

スローフードが見直されている今、無農薬や有機野菜を謳ったものが多く陳列されています。
お値段は少し高くなりますが、生で食べる野菜だけでも無農薬や有機野菜に
こだわってみてはいかがでしょう。全ての野菜を無農薬に・・・がベストですが、
まずは出来ることからが大事です。

御自分で育てられた野菜を毎日の食卓に並べるのも素敵ですね。
農薬まみれの野菜は見た目は、虫喰いなどもなく綺麗ですが、
それは虫もよりつかない程の物だという事を認識して下さい。
畑で取れたてのキャベツを台所で切ろうとすると、青虫がでてきてビックリ!
なんと新鮮で安全なキャベツなのでしょう。

スローフードを心掛けるなら、ますはできることから・・・が大事ですね。

田舎暮し:スローフードで見直し


スローフードとは、もう一度昔ながらの味を見直す大切さを教えてくれます。
現代社会では、便利な食品が溢れています。

しかし、地域ならではの食材を使ったお料理や、地域独特の味を大事にする
スローフード運動が盛んになってきています。
便利さだけではなく、昔ながらの手法で手間ひまかけたお料理を
子供たちに食べさせてみたいですよね。

インターネットでは、各地のスローフードを取り上げたサイトが沢山存在します。
郷土料理はさることながら、各地の特産品を使ったレシピが紹介されています。
せっかく近くに美味しい野菜があるのですから、それを使わないのは、もったいないですね。
地場の野菜なので、鮮度が良いのも安心ですね。
しかし、スローフードが一番!スローフードにしよう!と始めから肩に力を入れる必要はありません。
まずは、できる事から始めたら良いのです。

添加物だらけの食品がどれ程体に悪影響を及ぼしているか、少しは分かっているなら、
毎日の食事において少しずつ省くように心掛けることからです。

例えば、お味噌汁ならいつもはインスタントの粉末だしを使っているとしましょう。
スローフードを心掛けるなら、粉末だしではなく、昆布、鰹、煮干しなどを使ってみましょう。
確かにいつもよりは一手間かかりますが、その一手間かけるだけで、
とても美味しいお味噌汁が出来上がります。

次は、お漬物です。スーパーで買われた物を切ってそのまま食卓に出されているでしょう。
手作りで作ってみましょう。まずは、ぬか床です。
米ぬかから作るのがベストですが、まずはできることから・・・

市販のぬか床を使って、実際に野菜を漬けてみると考えていたより簡単にお漬物が完成します。
慣れてくるとご自分のぬか床から始められるのがお薦めです。

スーパーのお漬物はとても綺麗な色をしていますよね。ご自分で漬けられた野菜は綺麗な色ですか?
着色料によって食欲をそそる色がつけられているのです。
スローフードを心掛けてみると、今までは気がつかなかった事が発見できます。

いつもより少し手間をかけた食卓です。家族の反応が楽しみですね。
「いつもと違うの?」「これはね・・・」会話もはずみいつもよりゆっくりと食事がとれます。
スローフードは、家族が和める食卓を作ってくれるのですね。

田舎でのお米作り体験をしたい人におすすめ