田舎の子育て、教育の実際:保育園と幼稚園の違い

まず、田舎暮らしにおける保育園と幼稚園の違いをみてみます。

<保育園>

・親の事情で入園可能かどうか決まる
・保護者の参加行事が少ない
・夏休みなどの長期休暇がない
・完全給食が多い
・トータルで料金は安い
・産後9週より入所可能
・同学年での行動が多い

<幼稚園>

・入園の可否は親の状況にはよらない
・保護者の参加行事が多い
・夏休み・冬休み・春休みがある
・弁当持参が多い
・ずっと共働きで幼稚園に通わせるとなると、休み中などの保育を他に頼む必要があるため、結果的に料金が高くなる
・3歳児からしか入れない(3年保育)
・縦割り保育が多い

保育園の実体験


これから、次に保育園に勤務していたことがある母親(A)さんの目を通して、ある保育園の実体験を見てみることにします。

保育園に勤務していたことがある母親(A)さんは、生活の流れ、雰囲気、子どもたちの様子など、想像はできるものの、いざ自分の子どもを保育所に入れて、親の立場になってみると、やっぱり感じ方が違うと言います。

(A)さんは二番目のお兄ちゃんの入園を前から迷っていました。

この町では4歳児(年中クラス)から入ることが多いようで、あと1年、家で過ごしてもいいかなと思う気持ちが大きかったのです。

でも、最近、一番上のお兄ちゃんが登園拒否気味で、色々考えると二番目のお兄ちゃんを入園させて一緒に通った方が良いかもしれないと思い始めました。

一番上のお兄ちゃんは前の町では3歳になってすぐに入園しました。

保育園なので途中入所です。

その町には幼稚園がなくて保育園のみ、そして「田舎」で、「隣町の幼稚園は遠くて園バスも来ない」ということから、幼稚園の代わりに通わせる家庭も多かったのです。

子どもが少ないこともあったせいか、3歳から入園する子がほとんどでした。

(しかも保育料が安い)その園は本人も気に入って通っていたのですが、半年弱で転勤となりこの町にやってきました。

そしてこの町も田舎で近くには保育園だけしかなく、定員割れしていることと、(A)さんの出産が理由で4歳児クラスに途中入園しました。

でも、すぐに出産のために里帰りして、自宅に戻ってきて通い出してすぐに夏休みにはいり、そして、少し続いて登園後に喘息、冬休み後も風邪や感染性胃腸炎で休んだり、喉頭外炎(こうとうがいえん)の疑いで検査入院したり…

そんな感じで、落ち着いてクラスに馴染むことができなかったのかもしれません。

保育園に馴染めない・体調も崩していく

始めの頃は楽しんでいた保育園も、最近「行きたくない」「やめたい」と言い出して、登園時に泣くようになってしまったのです。

こちらの町に来てから、体調を崩すことが増えた一番上のお兄ちゃん。

前は丈夫な方だと思っていたのですが・・・もしかして精神的な部分も影響しているのかと・・・

無理に通わせるのもどうかと思うし、「行きたくないなら行かなくていい」という訳にもいかず、どこまでわがままで、どこまで受け入れた方がいいのか、の判断が難しい…。

幸い、担任の先生が自分のお子さんを無理に通わせて悲しい思いをさせた経験があり、「少しずつ時間をかけて、押したり引いたりしてやっていきましょう」と言ってくれて、少し気持ちが軽くなりました。

ずっと前に、(A)さんが保育園に勤めていた頃にも、入園時にガーッと泣く子は割りと早く園に慣れてしまうのだけれど、初め泣かないで我慢している子は後から不安定になって、結構長引くことがあったことを思い出したと言います。

とにかく、2週間ほどお昼で帰ることにしました

。途中、一番上のお兄ちゃんの口から「今日はお昼寝してみようかな」と言うセリフも出始めました(結局はお昼帰りしましたが)。

「いつからお昼寝する?」と聞くと、「来週から」と言うので、その週はお昼帰りをして、次の週から昼寝をすることにしました。

そして次の週、登園した後、「早く迎えに来てね」と泣きつつも、本人も昼寝をするつもりでいたので、昼寝後の時間に迎えに行きました。

その時はすぐに帰りましたが、何日か続けているうちに、迎えに行っても、しばらくは玄関に出てこない日が増えてきて・・・

もう少しでクリスマス会なので、そのための製作を楽しんでしているようです。

家では一番下の子がいるため、あまりハサミやのりを使わせてやることができなかったので、保育所でそういうことをさせてもらえるのがありがたいと思っています。

次の週はなんとか頑張って通いました。まだ朝は「嫌だな~」とか言っていますけど。

こんな田舎の端っこの地域で、しかも、ここには小学生未満の子はいない状態だし、子育てサークルのお子さん達も来年度からは保育園に入ると聞いて、考えが変わり、二番目のお兄ちゃんにとっても、入園した方がきっと良いと思うようになりました。

これから毎日その準備をしようとした矢先、今度は一番下の子が急に夕方から熱を出して、一気に39度。少し元気はあったので、様子を見ることにしました。
幸い、朝には36.9度まで下がりました。

この地域は、病院の救急体制が整っていないので、本当に緊急時以外は連れて行く気になりません。

病院まで車で1時間以上かかるし。緊急時でなくても受診はなかなか難しい・・・。

小児科医は派遣で、週に一回午前中のみしか診てもらえません。

田舎暮らしはのんびりしていていい反面、やはり、医療面での不安があります。

年が明けて、二番目のお兄ちゃんの初めてのお迎えが始まり、12時半過ぎに一番下の子を連れて行きます。

どんな顔しているか楽しみでもあり、心配でもあります。

ちなみに、一番下の子は好きなように遊んでいます。

いつもは触ったらお兄ちゃんに取り上げられてしまうものとか、怒られてしまうものとかを出したり、引っ込めたり、自由に歩き回ったりしています。

お弁当を食べて帰ってきます。初めは完食できた満足感を味わうために、少な目がいいようです。

昼食は11:30分くらいに食べているはずで、迎えは12:30分過ぎなのに、やはり車に乗るなり「おなかすいた~」… 緊張してご飯が食べられない、というような性格ではないようです。

たくさん遊んだようなので、家に帰って昼寝をするのかと思えば全然。周りの人は入所して、すぐの時は家に帰るなり爆睡したとか言うけれど、家の子は食べた分だけ体力になっているのかも?

先週の3日間は都合が悪くなり車での送迎ができず、路線バスを利用しました。でも、バスの便が悪い…。

田舎だからしょうがないんだけど、1日に5本くらいしかバスの便がないのです。

時間も朝早過ぎるか、遅すぎるか…園まで送って行けば、帰りのために何時間も待っていなくてはならず、時間を潰せるようなお店もありません。

1日目だけは、みんなでバスに乗って遅い登園(10時半。ちょっと遊べば、すぐ給食)をして、家に帰らず、お迎えまで一番下の子と遊んで、帰りのバスを待ちました。

ありがたいことに、先生が協力してくれて、お兄ちゃん達2人のバス停までの送迎と、バスに乗せてから運転手さんに降りるバス停を伝えることまでしてくれることになりました。

それで、次の日は一番下の子とお昼のバスで帰り、お兄ちゃん達2人だけでバスに乗って帰って来ることになりました。

時間は13:30分くらいに着くバスです。ですからお昼寝はできません。

その次のバスだと17:30分になってしまいます。

お昼に帰る時は車の中で、すぐ眠ってしまう二番目のお兄ちゃんでしたから、バスで寝てしまわないかと、ちょっと心配でしたけれど2人で元気に帰って来ました。

残りの2日もバス通園をしました。自分で整理券を取って、お金と一緒に料金箱に入れることも、ブザーを押して降りる準備をすることも、初めての体験です。

いつも登園する時間よりも1時間は早かったので遊びもいろいろ出来たようで、ブツブツ言っていましたが、とても楽しかったみたいで2人とも満足そうな顔をしていました。

一番上のお兄ちゃんは今年入学だから、もうこんな経験はできないだろうし、なかなか良い機会だったかもしれないなぁと思いました。

先週、二番目のお兄ちゃんの保育園の運動会が無事に終了しました

前日まで、あまり天気が良くなかったのですが、とっても気持ちのよい青空ときれいな雲が出て絶好の運動会日和でした。

今年はついに、運動会の係をしました。人数も少ないので、みんな何らかの係(前半と後半に分けて)に当たります。

(A)さんは放送係、ご主人はスタート係でした。

放送席は本部テント内にあったので日陰となり、良かったです。

一番下の子が時々自由になりたがって、席を離れることもありましたが、何とか割り当てられた部分をこなすことはできました。

二番目のお兄ちゃんはとても張り切って楽しそうでした。
未就園児のかけっこに出た一番下の子はピストルを持ったお父さんに注目。そして突然鳴ったその音にビックリしたらしく、走るのを拒否。抱っこしてゴールすることになりました。

予定より少し早めに終了。

でも、お兄ちゃん達はヤマハのレッスンがあるので、家に帰らず直行しました。親も子も疲れたけれど、充実した一日でした

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